Shigeru Fujieda

プロフィール

　昭和42年，大阪府堺市生まれ，平成3年3月鹿児島大学水産学部水産専攻科修了，同年4月熊本県立水産高等学校教諭，平成4年鹿児島大学水産学部助手，附属練習船かごしま丸，敬天丸航海士を併任し，平成12年同大学准教授，平成22年12月より同大学教授。
　1997年（平成9年）日本海でのナホトカ号重油流出事故の災害ボランティアに学生と共に参加して以来，海岸漂着ごみを中心にした海洋ごみに関する研究を開始。1999年（平成11年），市民による国際的な海岸ごみ調査清掃活動である国際海岸クリーンアップ（ICC）の活動を鹿児島でも展開しようと，県内有志でクリーンアップかごしま事務局を設立。現在同事務局代表。一方でシーカヤックのガイドとして鹿児島の海のすばらしさも広報してきた。
　2015年3月末をもって鹿児島大学水産学部を退職し，民間企業の営業マンに転身。
　2018年7月1日，再度，鹿児島大学に戻り，南九州・南西諸島域共創機構／産学・地域共創センター／連携推進部門　特任教授に着任。
2022年4月1日より，鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンター長就任

前職

　鹿児島大学水産学部水産教員養成課程分野　教授　（航海情報Group，海ごみ研究室）

現職

　鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンター／連携推進部門　センター長・特任教授
　クリーンアップかごしま事務局　代表
　一般社団法人JEAN　発起人（2009年），代表理事
　漂着物学会　発起人（2000年），事務局長

所属学会

　漂着物学会，産学連携学会

専門分野

　漂着物学，航海学

学位

　博士（水産学）　1998年　鹿児島大学

資格

　二級海技士（航海）
　四級海技士（電子通信）
　一級小型船舶操縦士
　第三級海上無線通信士
　第一級海上特殊無線技士
　第三級陸上特殊無線技士
　高等学校専修免許（水産）
　キャンプディレクター2級（日本キャンプ協会）
　シーカヤックインストラクターII（日本セーフティーカヌーイング協会）
　日本カヌー連盟公認指導員（シーシニア）（日本レクリエーショナルカヌー協会）

最近の研究テーマ

漂着物学

海洋ごみによる海洋環境汚染の実態把握およびその改善に関する研究

指標漂着物（ディスポーザブルライター）を用いた海岸漂着ごみの流出地推定
発泡スチロール製漁業資材の漂着問題とリサイクル
瀬戸内海，伊勢湾における海洋ごみの実態把握
河川における散乱ごみの実態把握
微小プラスチック破片の海岸漂着と海面浮遊の実態把握
LCネットを用いた鹿児島湾海底堆積ごみのモニタリング
吹上浜における海岸漂着ごみの定期モニタリング
日本を起源とする海洋ごみの北太平洋への影響

航海学

シーカヤックエリアとしての錦江湾に関する研究

鹿児島港の海上交通特性
シーカヤックの海上交通法規
無動力船の海難
海技士（航海）口述試験問題の整理

水中音響学

浅海沿岸域の水中音環境に関する研究

魚類の遊泳音
魚類の聴覚能力
船舶の海中放射雑音

社会活動

1999-：クリーンアップかごしま事務局／代表
2000-2005：錦江湾10マイルシーカヤックレース実行委員会／委員長
2003-2014：鹿児島県自然愛護協会事務局／事務局長
2006-2008：瀬戸内海海ごみ対策検討会実態把握専門部会／委員（環境省中国四国地方環境事務所）
2007-2010：漂流・漂着ゴミに係る国内削減方策モデル調査総括検討会／検討員（環境省平成19-22年度漂流・漂着ゴミに係る国内削減方策モデル調査事業）
2009-2014：漂着ごみ状況把握調査検討会／検討員（環境省平成21-23年度漂着ごみ状況把握手法開発調査事業）
2009-2014，2019-：鹿児島県海岸漂着物対策推進協議会／会長（鹿児島県）
2009-2014：国史跡広田遺跡史跡整備検討委員会／委員（南種子町教育委員会）
2009-2014：海岸漂着物対策専門家会議／委員（環境省）
2009-：一般社団法人JEAN／理事，2020-：代表理事
2010-2011：漂流・漂着ゴミ原因究明・国外流出調査検討会／検討員（環境省平成22-23年度漂流・漂着ゴミ原因究明・国外流出調査事業）
2010：三重県海岸漂着物対策推進に係る専門アドバイザー（三重県）
2010-2014：漂着物学会／副会長
2011：漂流・海底ごみ実態把握調査検討会／検討員（環境省平成23年度漂漂流・海底ごみ実態把握調査事業）
2012-：漂着物学会／事務局長
2014：鹿児島県環境学習指導者（鹿児島県）
2022-：海謝美／顧問（鹿児島県与論町）
その他，全国で年間20回以上の講演を行ってきた。

趣味

Waveski，シーカヤック，サイクリング，ビーチコーミング，絵画